今回は緊急事態宣言から約1週間経ちました。
宣言中の対応の一つに残留塩素濃度について、
何故商業ビルは注意しなければいけないのか?
仕組みと理由を紹介します。
もし現場で測定していない場合は、
残留塩素の測定を実施される事をオススメします。
商業ビル内の水道使用量低下による水質悪化の恐れ
大まかな流れを紹介します。
・主に商業ビルの話しになります。
①緊急事態宣言で休止・時短営業・客足低下により、
水を長期間使用しなくなる。
②受水槽の水が入れ替わらなくなり、
残留塩素濃度が低下していく。(徐々に低下していく)
③残留塩素による殺菌効果が低下し、
水質が悪化する。
④水質が悪化した状態で水を使用すると、
健康被害に繋がる恐れがある。
ビル内部、水の流れについて
下記画像はマンションですが、
大まかな水の流れを紹介する為に参考資料としています。
ビル内部で使われる水は一度受水槽に入り、
そこから揚水ポンプ、高置水槽から各場所にいきわたります。
測定値次第でブロー(水を捨てる)
測定値が0.1 mg/l以上なら特に大丈夫です、
もし測定値が0になっている場合は受水槽の水をブロー(捨てる)事も検討する必要があります。
大量の水を捨てる事になりますので、
上司や、物件のオーナーに確認や許可が必要な物件もあります。
薬剤投入可能か協力会社に問い合わせする
人が飲む水ですので、
塩素をいれたら良いという話しではありません。
専門の協力会社に問い合わせて、
適切な指示を受ける事が大切です。
最後に
如何でしたでしょうか?
今回は経験した事の無い緊急事態です、
臨機応変に対応して乗り越えていきたいですよね。
この記事が皆様の参考になれば幸いです。
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