今回も失敗談シリーズです。
暑い日が続きます。
そんな夏場に冷房が出来なくなってしまった話しを紹介します。
夏場に冷房が出来なくなってしまった
原因1:日中節電運用による熱源機器停止した状態のまま放置
日中省エネの為、一部機器を停止したままになり、
夜間戻し忘れ、そのまま冷水温度(各空調機に送る冷たい水)が上昇しまいました。
※日中は専用で動く機器が動いており、夜間スケジュールによる停止、
全機器動かない状況に。
通常6℃~10℃前後が、
なんと26℃近くまで上昇していました。
早朝確認時に発見し、営業前までには通常温度まで何とか下げる事が出来ました。
夜間営業終了後の23時~朝8時位まで冷房が出来ない状態でした。
補足:熱源機器と省エネ
ビル全体を冷やしたり、暖かくしたりする為、
熱源機器(ボイラー・冷凍機等)が24時間動いています。
熱源機器の種類や各性能(能力)も若干違う為、
組み合わせ次第では勿体ない状態にもなってしまいます。
ビルメンは24時間、定期的に熱源機器の運転状況や負荷を確認し、
細かく監視しています。
無駄な電気やガスを極力無くす事もビルメンの仕事です。
原因2:引き継ぎ時にスケジュール登録していなかった
日勤者から当直者への引き継ぎ時、
口答だけのやり取りになっていました。
「〇〇時にこの操作して下さい。」
当然メモを取っていました。
言い訳にしかならないのですが、
突発のクレーム対応や設備対応の出動により、
頭の中からメモごと消えていました。
幸いクレーム無し
冷房が出来なかったのが深夜から早朝だった為、
クレームの電話はありませんでした。
しかし、夜間作業していたりする場合もありますので、
今回は運が良かっただけだと感じています。
次回対策編
この次回後半に対策編を公開します。