消防設備士(甲種4類)の合格体験記です。
ビルメン資格4点セットに入っており、取得して損は無い資格です。
初めに、消防設備士(甲種4類・乙種4類)はどんな資格?
火災報知設備の工事・点検・整備が出来ます。(乙種の場合は工事以外)
どこのビルに行っても設置している設備で、対応する機会が多い設備になります。
メリット
取得する事で緊急の初期対応がスムーズになります、
難しい案件は協力会社に修理依頼や調査依頼となる場合はあります。
ビルメンが直接工事したり点検ってのは最近少なくなりましたが、
まだまだ需要は高く、持っていて損はありません。
↓私が受験時使用した参考書です。この一冊で合格出来ました。
デメリット
種類を取りすぎると講習費用がかさみます、
大体の会社は全額補助があります。
もし会社からの補助が無い場合、転職で関係の薄い会社に入った場合は自腹になります。
講習会参加するのに1回7000円かかりますので、会社からの補助が無い人はよく考えて下さい。
定期講習の受講について
消防設備は定期的に法改正が行われる為、定期講習で法改正が行われた箇所の説明が行われます。
⑴ 消防設備⼠免状の交付を受けた⽇以後における最初の4⽉1⽇から2年以内の者
⑵ 消防設備⼠講習を受けた⽇以後における最初の4⽉1⽇から5年以内の者
講習の種類
4種類あります
特殊消防⽤設備等(甲類)
消⽕設備(1・2・3 類)
警報設備(4・7 類)
避難・消⽕器(5・6 類)
例えば4と7類を取得している人は1種類だけ定期受講すればOKです。
1と4と6を取得している場合は3種類を受講する事になります。
※重要度が高い種類 1類(スプリンクラー)4類(火災報知設備)6類(消火器)が講習会バラバラなのが、
辛い所です。
合格体験記
受験理由
火災報知設備はどこのビルにも設置されている事、
ビルメン4点セットでもある為。
一般合格率と勉強時間、難易度
一般合格率 約30%
勉強時間 34時間(2か月間)
スタディプラスの記録を公開!
難易度:油断していると落ちます。
合格体験記
試験2か月前からボチボチやり始めました、消防設備士の資格を受けるのが初めてというのもあり、殆ど一からの勉強です。
参考書を読み始めた時は、建物の用途で特定防火対象物と非特定防火対象物の表や、建物の床面積や天井高さによって細かい基準があり、覚えきれるのか不安を感じました。
試験2週間前に筆記はもう大丈夫かな?って思い、実技の勉強を開始しようとした時、先輩からこう言われました。
「実技は多めに勉強しておいた方がいいよ、落ちる人は大体実技だから」
その言葉を聞いて焦りました。
消防設備士の実技、電気工事士の様に工具を使って物を作る等はありません。
記述式の筆記試験です。(マークシートではなく、学校のテストみたいに答えを直接解答欄に書く)
勉強してみると、コレが厄介です。
まず普段パソコンやスマホばっか使っていたのか、漢字が思い出せない!・・・
マークシートみたいに選んで回答じゃないので、一語一句間違えられない
更に大ボスが製図問題!
問題用紙に建物の平面図・各使用用途・各部屋の面積が書かれており、そこから設置規格通りに感知器を配置、配線します。
配られた試験問題の中に規格表の表記なんてのはありません。
筆記試験で勉強した細かい設置規格等を頭の中にいれておき、正確に回答しなければなりません。
特に実技試験は参考書の問題を繰り返し勉強する事が大切です。
試験後結果は合格を頂きました。
最後に
試験合格する為に、とにかく勉強する物について興味を持つことが重要です。
仕事で点検中・休憩中、プライベートで街をうろうろする時、天井を見てみて下さい。
天井の仕切り等でも設置個数が変わるのが見て分かる事もあります。
トイレの個室、駐車場、給湯室、厨房等で感知器の種類が変わります。
職場の廃材ゴミ箱に故障した感知器があれば分解してみるのも面白いです。(但し、イオン化式は危ないので触らないでください。)
参考書を見るだけじゃなく、実際に見て触って覚える事で記憶の定着率は大幅に上がります。
これから受験される全ての方々の参考になれば幸いです。