今回は老朽化し、解体が決まりそうなビルの建物の状態、
不具合対応について纏めます。
ビルの最後、寿命を迎えたビルはどうなるのか?
最後まで読んで頂けたら幸いです。
老朽化したビルの状態とは
築年数が60年以上経過し、
躯体や配管、防水等がボロボロになった状態となります。
大雨が降ると壁や天井から漏水し、
ルーフドレンや各配管が詰まって溢れかえります。
空調機が頻繁に故障してテナントからのクレーム対応が多くなります。
また、壊れた所を修理しても、
すぐ別の場所が故障しだすのでキリがありません。
解体までに生かす設備と修理するべき不具合を厳選する
ビルを運営する上で絶対に必要な設備と、
多少壊れても問題ない設備を厳選します。
一つの部屋に複数の空調設備があり、
一台壊れても問題なかった場合。
空調の能力が低下傾向だが、
他の空き部屋のダンパーを絞って風量を回せば何とかなる場合。
排気機は問題ないか?(飲食店が営業出来なくなる)
トイレ一台どうしようもない状態だけど他に沢山ある場合。
様々なパターンがありますので、
担当者で集まり、じっくり検討する事が大切です。
予算も限界、修理出来る設備も限られる
入居するテナントの数も少なくなっている場合も多く、
オーナーから予算が出ない事も良くあります。
限られた予算内でやりくりする事、
出来るだけ予算を出してもらえる様、
上手に説明する営業力が必要です。
最後に
如何でしたでしょうか?
今回老朽化ビルの最後について記事にしました。
この記事が皆様の参考になれば幸いです。