今回は多発する空調ドレン詰まりについて記事にします。
何故多発するのか?
対応方法について纏めてみましたので、
最後まで読んで頂けたら幸いです。
空調ドレン詰まりとは
家庭用エアコンの室内機から外にホースが垂れていて、
運転中に水が流れているのを見た事はないでしょうか?
仕組みは室内を冷やす為にエアコン内部の熱交換機が冷やされ、
そこにファンで起こした風を当てて室内を冷やします。
熱交換器が「結露」し、結露水がホースに流れていきます。
長い間機械を動かしていなかったり、
冬の間に溜まった埃、
フィルターが汚れ切っている場合
汚れが排水用のホースで詰まってしまいます。
そして溜まった排水が部屋に漏れてしまいます。
それが「空調ドレン詰まり」です。
どんな被害が出るか
ビルで使われている天吊り型だと天井から漏水します。
水滴が落ちてくる事によって、
客へ当たったり、
商品に当たって被害が発生、クレームになります。
業務用の天吊り型空調機が詰まる理由
空調機の下に排水を受ける受け皿があります。
溜まった排水や埃等が蓄積しスライム等の藻の様な物が発生します。
冬場乾燥しワカメ状になり、それが夏場ドレン排水によって剥がれ、
配管に流れ込む事で詰まります。
対処方法
基本テナントの資産が多いので、
酷い場合はテナントから専門業者へ依頼して貰う事方が早い場合があります。
下記対応法は緊急時、
初動対応として行う方法になります。
バキューム(水も吸える掃除機)を使用(オススメ)
水を吸い出せる掃除機です。
詰まっている配管に差し込み、空気の力で水とゴミごと吸い取り掃除します。
その変わり台車を使って運んだりと準備が大変ですが、効果は抜群です。
盤線や針金等で通管を試みる
細くて長い物なら代用可能です。
ドレン配管に差し込み、ゴミが詰まっている部分を取り除くことで通管します。
配管の種類によっては傷めて穴が開く可能性もありますので、
現場で判断する必要があります。
息の力で頑張る(軽度の場合)
軽度の詰まりの場合、ホースを使って息を強く送り込むと復活する場合もあります。
汚いからあまりオススメは出来ません。
BM時代やった事あります。
スライム除去剤を使用
予防にもなる為、オススメです。
最後に
如何でしたでしょうか?
夏は水回りのクレームや案件が特に多く、忙しい時期になります。
この記事が皆様の参考になれば幸いです。