今回は床置き型ファンコイルユニット点検について、
記事に纏めてみます。
様々なビルに設置しているので、
点検する機会が多いと思います。
最後まで読んで頂けたら幸いです。
ファンコイルユニットとは
ざっくり説明すると、室内の空気を機内に取り込み、
熱交換器を通し冷暖房する機器です。
機内には空気中のゴミを取るフィルターや、
冷房運転した時に出る結露を受け取るドレンパンと排水があります。
熱交換器では冷温水を流します、2管式と4管式とあり、
2管式では運転状況に合わせて冷水や温水を、4管式では両方流し流量を変化させます。
取り付け場所
窓際のペリメーターゾーンと呼ばれるエリアがあります。
夏は日差しが入り熱くなりやすかったり、
冬は冷気が流れ込みやすい場所です。
その外からの熱負荷が大きい所に取り付け、
窓際の温度差を無くす様にしています。
点検時注意点
点検前・点検後のフィルター枚数をよく確認
ファインコイルユニット内のフィルターを交換しますので、
点検前にフィルター枚数を確認、点検後に同じ枚数があるかを確認が必要です。
枚数が少ない場合、テナント内に忘れている可能性、
多い場合はフィルターが取り付けられていない場合があります。
特に機器の近くにフィルターを置き忘れているとクレームに繋がりますので注意が必要です。
機械内の主な点検箇所
フィルター交換を実施し、各所点検を行います。
ドレンパンの清掃・排水は良好か?・結露水はドレンパンに受け切れているか?・運転は良好か?
切り傷に注意
古い機器は錆たりして切り傷になる所もありますので、
念の為手袋等着用しておくといいと思います。
テナントに入るという事を意識する
機械はテナント内の窓際に設置されていますので、注意が必要です。
テナントの物にぶつかって壊してしまう。
作業着が汚れていると見栄えが悪い
作業時に大きな音を立てない
フィルターを落としたりして埃を巻き上げない
フィルター清掃
高圧の水圧で一気に清掃します。
水圧をかけるときは埃が付着している方、フィルターの裏表に注意が必要で、埃が付着していない面から水を当てて埃が付着している面から埃を落とします。
最後に
如何でしたでしょうか?
今回はファンコイルユニット点検について記事に纏めてみました。
ファンコイルユニット点検は焦らず確実に行う事が大切だと思います。
ビルメン基本の点検の一つですので、
この記事が皆様の参考になれば幸いです。