結構ややこしい事になりやすいです。
感知器障害警報発生した件
とある日、事務作業をしていると、突然受信機が鳴り始めました。
内容は一区域の感知器障害警報、P型なので何処か断線したのか、それとも絶縁抵抗が悪くなったのか、とりあえず該当区画に急行しました。
見つからない問題箇所
現地確認するも感知器が反応している訳でもなく、脱落している訳でもなく、外観で特に異常はありませんでした。
電圧を測定してみると、断線しているのか電源が来ていない事を確認しました。
そこで中継器と各感知器を順番に電圧確認していくと、中継器と感知器間で途切れているっぽい・・・
ネズミに電線をかじられたのか? 経年劣化?
天井内も広く他の電線も沢山あり、とりあえず防災関係の協力会社に調査依頼をしました。
原因と慣れの油断
原因は発信機に接続している電線の断線でした。
・以下簡単な配線図です。
対応時に発信機も電圧確認していたのですが、2本渡線の内後ろに隠れている線が断線していて気付けなかったのが悔しい。
何でこんな所断線するのか?
警備さんが巡回時に箱内を確認する時に扉を開閉する際、発信機が可動部についていて、長い時間をかけて接続されていた電線が経年劣化もあって断線に至ったとの事です。
ビルメンは幅広い視野が大切
一つの事にとらわれたり、思いこんだりして原因を考えると、特定までに時間がかかる場合が多いです。
緊急対応時様々な可能性を考えて行動する事が大切だと分かりました。
意外と簡単な事が原因だったりします。