今回はクリストラップ対応について記事に纏めてみました。
ビルメンをやっていると、
必ず経験する事になります。
この記事を読めば対応がスムーズになります。
最後まで読んで頂けたら幸いです。
グリーストラップとは
テナントの厨房排水を一つ所に集め、
脂分や生ごみ等を分別して、
排水に流す装置になります。
毎日のメンテナンスが大切
テナントの維持管理区分となりますので、
ビルメンは特にメンテナンスを行いません。
もしテナントの中でメンテナンスが行き届いていないのを見受けた場合、
毎日使用していると、油やゴミが溜まってくる事、
放置しすぎていると・・・・
油が溜まりすぎてしまい、配管が詰まったり、ゴミが腐敗してネズミやゴキブリの発生に繋がります。
毎日グリストラップ内のゴミや油を取り除きましょう。
と、こんな感じの説明をする事が大切です。
ビルメンが出動する事案とは
基本テナント管理区分ですが、配管が詰まってしまい厨房内が水浸しになったり、
下の階に水が流れてしまい漏水事案、下の階からもクレームといった具合に連鎖する場合もあり、
テナントから連絡がきたらすぐに出動します。
早期解決が大切です。
出動時持っていくもの
①カンツール
②プライヤ
③ウエス
※厨房床が水であふれかえってしまい、水位が上昇している場合
⑦ゴミ袋
対応方法
①:グリーストラップの蓋を開けて詰まりを確認し、
出口配管上部の蓋をプライヤを使って開ける。
※床の水位が上がっている場合は同時に掃除機で吸い出ししていく。
②:手袋を装着し、グリーストラップ内を手で探ってみる。
配管入口に大きなゴミが無いかを確認しています。
③:配管にカンツールを差し込み通管を試みる。
④ー1:無事排水の流れが回復した場合
機材の片づけ、テナントにグリーストラップのメンテナンス方法等説明。
④ー2:排水の流れが回復しない場合
大きいタイプのカンツールを用意して試みる。
※電動の場合、十分慣れた人が操作してください、巻き込まれたりして怪我をする事があります。
水回りの専門協力会社に協力依頼、対応してもらいます。
管理区分はテナントになりますので、テナント責任者に了解を得てから呼びましょう。
※営業中等、詰まった時間帯によってはすぐに協力会社に依頼する判断も必要です。
最後に
如何でしたでしょうか?
管理をしていないグリーストラップは蓋を開けるのも躊躇してしまう位汚いのもあります・・・
それでも対応はしなくてはいけませんので、この仕事の大変な所でもあります。
この記事が皆様の参考になれば幸いです。