今回はタバコで発生した被害の実例を紹介します。
内容によっては事前に対策が可能な案件もありますので、
参考にして頂ければ幸いです。
商品引火でボヤ騒ぎ
テナントにっては外に商品を並べている所もあります。
火が付いたままのタバコがポイ捨てされて商品棚の可燃物に燃え移りました。
店員が消火器を使って消し止める事が出来ましたが、
周りの商品は消火器の粉だらけになり、全部売り物にならなくなりました。
消火器一度使うと粉がめちゃくちゃ広がるんですよね。
掃除も大変です。
更に火災報知器の発報、消防車・パトカー・救急車等が駆けつけて騒然となりました。
散水ホースの破損
ビルの外周には景観を良くする為に植栽が置いており、
散水栓からホースを伝って植物に自動で水やりしています。
そのホースの近くに火のついたタバコが捨てられて、
熱によってホースが解けて穴が開き、水が噴き出して周囲が水浸しになりました。
結構な勢いで水が出て、虹が出来ていました。。。
倉庫がヤニだらけになっていた件
退店したテナントの倉庫を見た時に発見しました、
倉庫の壁一面がオレンジ色に・・・
これはタバコを長期間吸った時に壁に付くヤニだと気付きました。
ご丁寧に倉庫内の煙感知器を養生していたっぽく、
警報が鳴らなかったみたいです。
消防設備点検の時だけ剥がしていたのでしょうか。
火災が発生した時に被害が拡大しますので、
絶対にしちゃダメな行為です。
最後に
如何でしたでしょうか?
私はマナーが守れていたら喫煙は問題ないと考えております。
最近は一部少数の人が原因でマナーの良い人まで印象が悪くなっていますよね。
それは酒、車、スマホ、自転車等、その他何でも同じだと思います。
ビルメンに出来る事は被害を最小限に抑えられないか検討と点検、
消防・防火設備点検等で設備の問題は無いか、しっかり管理していきたい所です。