昔は各ビルに詰めていたビルメンも時代の流れもあり、
一つの詰め所で複数のビルを管理する事になってきております。
今回は遠隔監視の弱点と対策を紹介します。
警報が届かない場合がある
遠くにあるビルを監視する場合、
電話回線やネット回線を使ってビルから警報を送信します。
停電になってもUPS(無停電電源装置)があるので電気は供給されるのですが、
回線が詰まったり、モデムの調子が悪くなる事があり、
警報が送られてこない場合があります。
対策:警備、協力会社と協力する
ビルメンが常駐しないビルでも警備さんが常駐や巡回をして頂く場合や、
機器の故障警報を協力会社に送るシステム等があります。
バックアップ体制をキッチリして日々対応しています。
慣れないビルで対応に苦慮する
普段管理していないビルの対応をする場合、
土地勘や機械室、電気室、各機器の場所が分からないので苦労します。
そのビルによっても設備上特別な仕様の物があったり、
手順がある場合があるので注意が必要です。
対策:マニュアルの徹底
緊急対応マニュアルを充実させる事が大切です。
また、日中常駐している担当ビル責任者の連絡先や、
各業者の連絡先も必要になります。
警報を見逃しやすい
普段常駐しているビルなら、火災報知器が作動した直後大音量で警報を鳴らして気付きます。
遠隔監視の場合は大きい音はならなかったり、
警報表示が数個だったりします。
対策:油断せず確認の徹底
警報が鳴っても油断せず、履歴等の確認が大切です。
最後に
今回は遠隔監視の弱点と対策を紹介しました。
複数のビルを管理されている方、
またはこれから管理される方の参考になれば幸いです。