空調管理はビルメンの基本です。
適切な温度になっていないと即クレームに繋がります。
主にセントラル空調方式に沿った説明になりますが、
個別空調でもトラブルになる事があり、
基本的な空調制御の仕組みは頭に入れておく必要があります。
ビルによって機器の構成や空調方法に若干違いがありますので、
ご注意願います。
新晃工業株式会社様HPより引用
https://www.sinko.co.jp/ir/institutional/
熱源機器の確認
熱源機器(ガス吸収式冷温水発生器、ボイラー、ターボ冷凍機、チラー等)
各空調機の冷房・暖房運転する為に必要な熱エネルギーを作ります。
熱源機器の調子が悪いと空調機器の冷暖房性能も落ちてしまい、
温度制御が出来なくなります。
確認ポイント
①機器が運転しているか?
監視盤を見ながら機器の運転スケジュールは問題ないか、
何らかの要因で緊急停止していないか確認します。
②冷温水の温度は適切か?
熱源機器から各空調機に送っている温度は問題ないか確認します。
暖房時に送水温度が低すぎたり、
冷房時に送水温度が高すぎると、
空調機が十分な冷暖房出来なくなります。
③機器の入口、出口温度は正常か?
熱源機器に冷温水が入り温度を上げたり下げたりします、
運転している状態にもかかわらず冷温水の温度が変化しない事があります。
そのまま空調機に戻ってしまい、その状態が長く続くと②の状態になります。
冷却塔からの冷却水、現地機器本体の状況の確認が大切です。
後半の記事に続きます
話しが長くなりそうですので、
続きは次回更新致します。