今回は一酸化炭素・硫化水素・酸素濃度について記事にします。
気付いたら一瞬で意識を失い、
そのまま死に至る事もあります。
点検箇所によっては注意が必要な場所もありますので、
参考に読んで頂けたら幸いです。
ビルメンも命がけだったりします。
地下のピットを開けて入る時は要注意
ビルメンは設備の点検や不具合がある時、ビル内の色々な場所に入ります、一番地下の床下ピットを開ける事や、丁度空気が溜まる場所にも入る事があります。
その時、その空間に酸素が無い場合、硫化水素が発生している場合、燃焼器具の不具合で一酸化炭素が発生している場合・・・・
何も対策していないと、一瞬で命を落とす危険があります。
京アニ放火殺人事件でも一酸化炭素中毒で多数の被害者を出してしまった
一酸化炭素はヘモグロビンという酸素を運ぶ細胞と結びつきやすく、一呼吸大量に吸うと酸素が体に運ばれなくなり、酸欠で死に至ります。
屋上に逃げる扉を開けた事で煙突効果がかかり、一気に黒煙と共に一酸化炭素が屋上に逃げようとしている人達を巻き込んだのだと考えられます。
空気は透明、一呼吸で死ぬ、どう対策するか?
答えは点検時やピットに入る時は硫化水素・酸素濃度計を着用します。
腰に取り付け、酸素濃度が低くなったり、硫化水素濃度が高くなると警報が鳴り教えてくれます。
但し床下ピットの蓋を開ける時、中に酸素が無い場合がありますので、いきなり頭を突っ込んでのぞき込むのも危険です。
最後に
何かあった時には遅い事もあります、そうなる前に出来る対策はしておく、それがビルメンの心得なのかもしれません。
この記事が皆様の参考になれば幸いです。