現役ビルメンから見る「正論おじさん」の件
最近ニュースで話題になっている「正論おじさん」についての記事です。
正論おじさんとは
三重県松坂市に現れる、
商店街の、のぼり旗や看板、商品が歩道にはみ出しているのを許さず、
勝手に移動させることで、
商店街側と正論おじさん側で揉めており、
今ニュース等で取り上げられている人物です。
結論から言うと・・・
商店街側・正論おじさん、
どっちも悪い、です。
結論の理由
・商店街側
今まで暗黙の了解でやってきたから、
ずっと置いていたからとかいう理由で歩道を狭くしていた、
結果、身体的能力が落ちてきた人やご年配に迷惑をかけていた。
市に正式な手順を踏んで歩道に物を置いていなかった。
・正論おじさん側
やり方がまずかった、
高圧的な態度、器物破損、
警察が動かないからとか、
色々理由付けていますが、
もう少しやり方があったかと思われます。
ビル管理の現場でも・・・
ここからがビルメンとしてお話ししたい所です。
ビル内に出店しているテナントさんでも、
レンタルスペースをはみ出したり、
バックヤードに食材や、
酷い場合はバックヤードで調理している所も、
公共のお客さんが歩くスペースに物を置く事が多いです。
酷い場合には営業部から注意喚起しますが、
基本暗黙の領域になっています。
(非常に多く、キリが無いのと、注意したら逆に激怒されるパターンも・・・)
置き場所が悪く、タチの悪い所だと、
オープン店舗で店舗と公共通路の間にエアカーテンと呼ばれる、
ホコリが入りにくくなる風の吹き出し口があるのですが、
その下に商品を置いて、
商品がダメになったとクレームを付けられた事があります。
また、テーブルや商品を歩道にだして、
お客さんが躓いたり、
ぶつかったりした時もクレームになる場合が、
都合の悪い時は「管理会社が悪い」と言われるので、
困ったものです。
テレビでは商店街が被害者みたいな報道されていますが、
どうなんだろうな、と私は思います。
※半分愚痴になってすみませんでした。。。
まとめ
どっちも悪かったという事で、
商店街側も正式な許可を、
正論おじさんも、
気持ちが分かるけど、
色々と経験されていた事ですから、
一度落ち着いて話し合って欲しいですね。