酷い目にあいましたので、失敗談として紹介します。
【失敗談】ネズミの糞を頭からかぶった件
とあるクレーム対応を行った時に起こった出来事です。
夜間閉店前、テナントから天井から漏水していると連絡がありました。
客は居なかったので店員に許可を得て漏水箇所近くにある点検口を開ける為、
近辺の養生と点検口開ける時にゴミの落下を防ぐゴミ袋を用意。
準備完了後、点検口をゆーーーっくり開けると・・・・
少しすき間が開いた直後「ボフッ!」という音、
強い風圧と共に、点検口の上に溜まっていたネズミの糞とホコリが空けたすき間から吹き出し
全身糞まみれ、ホコリまみれになってしまいました。
原因
室内が「負圧」になっていたようです。
※室内の排気が強く、給気が弱くなると、気圧が下がって負圧となる、
その状態で扉等の開閉を行うと大量の空気が室内に流れ込む
今思うと空調の給気と排気のバランスが悪いか、風の量を調整するダンパーが悪くなっている可能性があります。
それとも空調機と排気機のスケジュールが合っていなくて排気機だけ回っていた??
第三種換気方式(自然給気・機械換気)で意図的に負圧にする場合もあります。
※主に中の汚染空気を外に出さない為
感染症の危険
ネズミの尿等からレプトスピラ症に感染する危険があります。
最悪死亡する可能性もありますので、ネズミ関係の対応を行う際は注意が必要です。
マスク・手袋、作業終了後は手洗いやうがいも大切です。
点検口開閉時は要注意
周辺をよく見て養生実施
点検口を開けると多少ホコリが落ちてきます。
周囲に商品が無いか、よく確認する事が大切です。
多少離れた位置に商品等ホコリを被ったらヤバイものがあったら、
ホコリ対策のビニールシートを被せて養生しておきます。
とにかくゆっくり開ける
普段開けていない点検口を開けるときは何が乗っているかわかりません。
最悪、虫やネズミの死骸がある可能性もありますので、
十分注意する事が大切です。
室内が負圧になっている場合
店の扉を開けっぱなしにするか、
空調機と排気機の運転状態を確認して調整します。
※厨房等で作業している時は注意が必要です、排気機を止めると火災報知器が鳴る可能性があります。
無理そうなら店の人が帰った後に作業する検討も必要かもしれません。